相棒Season10のストーリー

Season10

放送日:2011年10月19日~2012年3月21日

第01話「贖罪」2時間スペシャル

2011年10月19日放送

15年前に女性を殺害したとして、刑を終えて出所したばかりの城戸充(池内万作)が投身自殺した。彼の遺書には、自分は無実であるという訴えと、尊(及川光博)を「絶対に許さない」という言葉が。大河内(神保悟志)から連絡を受けた尊は、自ら事件を検証し直す覚悟を決める。

 15年前の被害者・綱島瑛子(長澤奈央)は尊の知人だった。瑛子から「しつこい男に付きまとわれている」と相談された尊は、その男・城戸に会って注意するが止めず、尊は警察手帳を見せ二度目の警告をする。警察官と知って城戸は素直に頭を下げて反省していたが…。ところが、その後綱島瑛子が殺害され、城戸は重要参考人として警察から追われることに…。逃亡中の城戸は、尊に助けを求める。尊は喫茶店で城戸に会い出頭するよう説得。しかし城戸はあくまでも犯行を否認し、捕まったら最後、有罪にされてしまうといい店を出ようとするが、その場で張り込んでいた刑事たちに囲まれ、城戸は尊に「騙したなっ」と叫びながら連行される。

 「城戸が殺人犯として服役し、償いを終えてもなお、冤罪を訴えて自殺したのはなぜなのか」その点が気になる右京。当時は「適切な捜査で逮捕され、公明正大な裁判で有罪になった」と信じて疑わなかった尊の中でも、疑問が膨らんでいく…。

 右京と尊は、当時の関係者を一人一人当たっていく中で、捜査を担当した池上刑事(天宮良)、城戸の取り調べを行った益子検事(赤塚真人)、公判を担当した釜田検事(升毅)、城戸に有罪判決を下した大森裁判長(吉田鋼太郎)の4人が全員事件の翌年にそれぞれの仕事を辞め、転職していたことに気づく…。その奇妙な“共通点”は何を意味するのか?さらに当時の左陪審・磯村菜々美(戸田菜穂)から「有罪判決を下しちゃいけないような気がした」という情報を得て、真犯人をあぶり出していく。
 しかしそこには、予想だにしなかった事実が隠されていた…。

ゲスト:戸田菜穂、大沢樹生

相棒Season10 第01話「贖罪」2時間スペシャル
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第02話「逃げ水」

2011年10月26日放送

 5年前に新開拓海(和木亜央)という青年を殺害、5年の懲役刑を終えて出所したばかりの川北誠也(川野直輝)が何者かに殺害された。

 現場の状況から怨恨による犯行とみられ、容疑者として拓海の父・新開孝太郎(綿引勝彦)が浮上する。「犯人の刑が軽すぎる」と損害賠償を求める民事訴訟を起こしていた孝太郎。その弁護士となったのが、元法務大臣の瀬田(渡哲也)とわかり、右京(水谷豊)と尊(及川光博)はさっそく会いに行く。

 瀬田によると、川北は1億円あまりの賠償金の支払いを命じられていたが、いまだに一度も払われていないという。
被害者夫妻を守ろうとする瀬田。

 しかしそんな中、意外な人物が川北殺害を名乗り出て、右京と尊は凍りつく…。

ゲスト:渡哲也、綿引勝彦

相棒Season10 第02話「逃げ水」
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第03話「晩夏」

2011年11月2日放送

 杉下右京(水谷豊)が、ふとしたきっかけで知り合った歌人、高塔織絵(三田佳子)から相談を受ける。「文箱の二重底から毒物が入った見知らぬ青い小瓶が見つかった」という。文箱は40年以上前、織絵が結婚を約束した桐野(岩瀬亮)が持っていたもの。桐野は服毒自殺していた。毒物は桐野が自殺に使用したものなのか・・・。しかし、織絵は「なんのために毒を隠したのか」と疑問を抱き「青い毒の小瓶の謎、解いて頂けます?」と右京と尊(及川光博)に依頼する。

 当時の担当刑事の話から、桐野の遺体が発見される直前まで部屋に入る人物がいなかったことがわかった。部屋に一人いた桐野はやはり自殺だったのか。

 しかし、桐野が40年前に作った短歌を読み直した右京は、事件の真相に気づき…。

ゲスト:三田佳子

相棒Season10 第03話「晩夏」
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第04話「ライフライン」

2011年11月9日(水)9:00~9:54pm

 「帯川運送」の社長・帯川(林和義)が何者かに殺害された。会社の経営に行き詰まっていた帯川にはあちこちに借金のある多重債務者だった。

 伊丹(川原和久)ら捜査一課は、借金の連帯保証人になっていた妻の郁美(立原麻衣)が、夫の保険金目当てで殺害したのでは、と疑惑を抱くが…。

 一方、右京(水谷豊)と尊(及川光博)は帯川の携帯に残されていた、新潟行きの小包の写真を調べ始める。

 帯川の借入先の1つ、「緊急互助会」が、無利子で金を貸し出す同業者の組織だったことがわかり、さらに新潟行きの小包を配送する仕事が「緊急互助会」の副会長・青木(青山勝)の会社「青木配送センター」に回されていたことが明らかになる。金に困っていた帯川がなぜ人に仕事を譲ってまわしたのか…?

ゲスト:林和義、青山勝、立原麻衣、中沢青六

相棒Season10 第04話「ライフライン」
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第05話「消えた女」

2011年11月16日(水)9:00~9:54pm放送

 数年前に起きた東京ビッグシティマラソン事件で知り合った守村やよい(本仮屋ユイカ)が、右京(水谷豊)に相談があると言って突然特命係にやってきた。やよいは現在、通信社でアシスタントをしているという。
 相談というのは、仕事で待ち合わせをしていたホテルのラウンジで、ひょんなことから一人の女性・山原京子(森口彩乃)と知り合い、彼女が忘れて帰った社員証を拾う。ところが教えてもらった携帯電話はつながらず、社員証に書かれていた会社でも、「そんな名前の女性はいない」と門前払いされてしまったという。

 さらに、やよいに案内され、山原京子の自宅マンションを訪れた右京と尊(及川光博)は、管理人から「そんな女性は住んでいない」といわれてしまう。やよいは、京子がこのマンションでタクシーを降り、2階の角部屋だと言っていたのを覚えていたが、その部屋には別の女性が住んでいた…。
 「勤務先も嘘、住んでいるマンションも別人の部屋、携帯は通話不能…。もし名前も偽名なら調べようが無いかもしれない。 一体、「山原京子」という女性は何者で、どこへ消えてしまったのか?

ゲスト:本仮屋ユイカ

相棒Season10 第05話「消えた女」
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第06話「ラスト・ソング」

2011年11月23日放送

伝説のジャズシンガー”ミス・アンルーリー”こと安城瑠里子(研ナオコ)の復活ライブ。

そのステージの休憩の合間に、ライブをサポートしていたイベント会社社長・鎌谷充子(西山知佐)が遺体で見つかった。

充子はライブハウスのビルの5階から転落した事故死のように見えたが、偶然ライブにきていた特命係の神戸尊(及川光博)は、遺体のそばで無傷の携帯電話を発見。充子が持って転落したのなら無傷のはずがない。

疑問を抱いた杉下右京(水谷豊)と尊は捜査を始め、ステージを終えた瑠里子に事情を聞くが、「次のツアーのことで、充子ともめていた」と自分から話すなど、挑戦的で一筋縄ではいかない瑠里子の証言に振り回される。

さらに司法解剖の結果、転落した際に付いた傷の多くに生体反応が無いとう報告書があがってきた。充子は死亡した後に転落したことになり、他殺の疑いがますます強くなる。
なぜ瑠里子は、復活ライブを支援してくれた充子を殺害する必要があったのだろうか?
仮に瑠里子が犯人だとすれば、死亡推定時刻などから、瑠里子は犯行後も後半ステージで歌っていたことになる。尊から事件当夜の瑠里子のステージの様子を聞いた右京は、不自然な点に気づく。

ゲスト:研ナオコ

相棒Season10 第06話「ラスト・ソング」
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第07話「すみれ色の研究」

2011年11月30日放送

女性研究員が首を吊った状態で発見された。
後日、「父は疑われているのでしょうか?」と右京のいない特命係に一本の電話が入る。
出たのは尊。電話の相手は女子高生。
父親(柴俊夫)というのは、女性研究者の共同研究者だという。
電話を受けた尊が研究室へ向かうと、なぜかそこにはすでに右京の姿があった。
女子高生の父親は右京の大学時代の友人だという。
その父親を庇うようにも見える右京の言動に尊は反発し、1人で捜査を進めるが…

ゲスト:柴俊夫

相棒Season10 第07話「すみれ色の研究」
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第08話「フォーカス」

2011年12月7日9:00~9:54pm放送

通り魔事件の瞬間をスクープしたカメラマンが殺害された。
週刊誌に通り魔犯の顔写真が掲載されたため通り魔がカメラマンに復讐したのか?
捜査一課が通り魔の行方を必死に追う中、遺留品のカメラを見ていた右京(水谷豊)は写真がいくつか消去されていることに気づき…。
殺されたカメラマンが本当に撮りたかったものは何だったのか…!?
消された写真からあぶりだされる新たな真実とは!

ゲスト:佐川満男、比留間由哲

相棒Season10 第08話「フォーカス」
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第09話「あすなろの唄」

2011年12月14日放送

 大学の微生物学研究室で、教授の高松肇(酒向芳)が遺体で発見された。高松教授は、「バクテクロリス」という細菌から重油とほぼ同じ成分を作りだす画期的な研究を進めていた。

 当初は病死と思われたが、遺体の臭いに疑問を抱いた右京(水谷豊)がにらんだ通り、硫化水素の吸引による窒息死であることが判明。

 共同研究者の栗田(利重剛)によると、高松教授なら高濃度の硫化水素を作りだすことも可能だというが、現場の研究室に硫化水素の痕跡はなかった。

 栗田は、「高松教授は資金集めがうまくいかないこと苦にして自殺したのではないか」、というが、研究室の職員によると、高松のもとには資金提供や共同研究の申し出が相次いでいたという。そのことをたずねられた栗田は、高松教授がその申し出を断っていたと話す。なぜ資金難の中、資金提供の話を断っていたのか?

 高松教授が死んだのは事故なのか、自殺か、それとも殺されたのか!?

ゲスト:利重剛

相棒Season10 第09話「あすなろの唄」
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第10話「ピエロ」

2012年1月1日放送

 刑事部長に命じられ、神戸尊(及川光博)が開演直前のオペラハウスに証拠品の返却に一人で向かうと、ロビーで子供たちを引き連れたピエロ(斎藤工)にぶつかる。不審に思い、子供たちが乗り込んだ送迎バスへと向かうと、車内にいた男が少女(大橋のぞみ)に拳銃を突きつけ「あなたも一緒にきてもらいましょう」と尊を強引にバスに引き込み、尊は子供たちととともに誘拐されてしまう!

 尊と連絡がつかないことを不審に思った右京(水谷豊)は独自に捜査を開始!

 現場に残されたわずかな証拠や防犯カメラの映像から尊や子供たちが何かしらの事件に巻き込まれたと推理。本部に連絡し、警視庁のみならず警察庁をも巻き込む一大事件捜査へと発展する!

 7人の子供たちと尊を誘拐した犯人グループの狙いとは?

 尊や子供たちを匿う犯人グループと右京の長い長い駆け引きが始まる。その果てに見えてきた真実とは?

ゲスト:斎藤工、遠藤雄弥、大橋のぞみ、目黒祐樹、吉田栄作

相棒Season10 第10話元日スペシャル「ピエロ」
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第11話「名探偵再登場」

2012年1月11日放送

 探偵社を経営している樋本(鈴木省吾)の遺体が発見された。
 樋本の元妻でかなりの美人の佳美(陽月華)に容疑がかかるが、彼女のアリバイ証言したのがあの私立探偵・矢木(高橋克実)だった。
 矢木は自らをマーロウ矢木と名乗る探偵で、かつて美大生殺害事件(シーズン5 第10話)で右京(水谷豊)らの捜査に割り込んできた男だ。ハードボイルドに憧れ、どこかお調子者。そんなマーロウ矢木と今回タッグを組むハメになってしまったのが尊(及川光博)だった。

 マーロウ矢木が証言した佳美のアリバイというのが、佳美は犯行時刻に矢木とラブホテルにいたというものだった。
 そのこと自体が嘘くさいが、なにごともなくホテルにいただけだと言い張る矢木。

 しぶしぶながら尊はマーロウ矢木と樋本のオフィスへ。そこでも違法スレスレの捜査をして樋本のデスクの資料を覗き見ることに成功する矢木。その結果、樋本が資産家の福栄義英(松熊信義)から依頼を受けていたことがわかった。

 「ハードボイルドに資産家と美女はつきもの」などといいながら勝手に盛り上がるマーロウ矢木を後目に頭を抱える尊。

 樋本を殺害したのはいったい誰なのか?
 資産家・福栄義英は被害者の樋本になにを調べるよう依頼していたのか?

ゲスト:高橋克実、松岡由美、矢柴俊博、陽月華

相棒Season10 第11話「名探偵再登場」
https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_10/story/0011/

第12話「つきすぎている女」

2012年1月18日放送

 ”ついてない女”こと月本幸子(鈴木杏樹)が刑期を終えて出所。
 右京(水谷豊)に「助けてください」という連絡が入った。出所後、清掃業者に就職。仕事ぶりが評価され外食チェーン社長・間宮(田中壮太郎)の専任家政婦に。その後、寮代わりにと立派なマンションまであてがわれる。料理が店の新商品に採用されるなどし、商品開発担当として正社員に!さらには若くてイケメンの社長・間宮からプロポーズまで…。
 幸子は右京に「私がこんなについているはずがない」と訴える。さらに間宮から入室を禁じられている書斎に何か恐ろしいものが隠されているはずだと指摘するが、それでも動こうとしない右京に失望した幸子は、「杉下さん、何か変わりましたね!」と言い捨てて帰る。
 右京本人も、「最近なんとなく調子が出ない、頭が冴えない…」と言い始めてしまう。どうやら右京はスランプのようだ…。

 幸子に巡ってきたこの”ツキ”は本物なのか、それとも誰かの陰謀なのか!?
 今回は頭の冴えない右京が尊(及川光博)とともに捜査をする!
 さらに驚愕の展開がラストに待ち構える!

ゲスト:鈴木杏樹

相棒Season10 第12話「つきすぎている女」
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第13話「藍よりも青し」

2012年1月25日放送

 鑑識に残された些細なことから”事件”を見つけ出してしまった右京(水谷豊)。さすがにむっとする米沢(六角精児)。
 見つけ出した”事件”とは、産廃工場の社長・真壁(原田文明)の自殺に関してだ。尊(及川光博)とともに捜査を開始すると、真壁の部屋から産廃工場に反対していた彩乃(梶芽衣子)が染めたものと思われる風呂敷を発見する。彩乃は風呂敷を自らが染めたものと認めるが、なぜか真壁は生前彩乃の工房にある物置小屋の写真を撮影していた。なぜ物置小屋の写真なんかを撮る必要があるのか?
 右京らが、あの物置小屋の中になにがあるか問いただすが彩乃は「企業秘密」と口を閉ざす。
 二転三転する捜査の中から浮かび上がった真犯人は? そして彩乃の真実とは?

ゲスト:梶芽衣子

相棒Season10 第13話「藍よりも青し」
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第14話「悪友」

第14話「悪友」
2012年2月1日(水)9:00~9:54pm放送

右京(水谷豊)と尊(及川光博)は、内村刑事部長(片桐竜次)の命令で、人探しを手伝うことに。
内村の行きつけの居酒屋が店主・高村の急死で店を畳むことになり、娘の清美が常連たちの残していったボトルをひとつひとつ返していた。
しかし1本だけ連絡先がわからず困っているといい右京たちに個人的な雑用を命じたのだ。

さっそく捜査とも言えない捜査に乗り出す右京たち。
高村の携帯には、「奥村光良」に10回も発信した記録が残されていた。
右京と尊には見覚えのある名前。

奥村(金井勇太)は、かつて空家に潜入し床下に埋まっている現金を盗もうとして失敗し、右京らに逮捕された3人組の1人だった。(シーズン8 第17話「怪しい隣人」)
右京らが奥村をたずねると、最近その3人組のうちの池谷(三宅弘城)も奥村を何度も訪ねてきているという。
さらには3人組の最後の1人山崎(松本実)もなぜか現れ…。

まっとうに仕事をしているというが水面下で一体なにが起きようとしているのか?
ちょっぴり間が抜けた3人組の運命はいかに!?

ゲスト:金井勇太、三宅弘城、松本実、甲斐まり恵

相棒Season10 第14話「悪友」
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第15話「アンテナ」

2012年2月8日(水)9:00~9:54pm放送

千束署の刑事・相原(萩原聖人)が突然米沢(六角精児)を訪ねてきた。
相原は、かつて米沢と組んで、警察の天下り先でもある青少年防犯協会の横領事件を解決した熱血刑事。(映画「鑑識・米沢守の事件簿」2009年公開 より)
千束署管内で起こった連続通り魔事件で採取された繊維片を警視庁本部で詳しく分析してほしいというのだが、所轄の鑑識で調べたのなら結果は同じだといって断る米沢。
懇願する相原から米沢が逃げようとしていたところ、以前米沢から噂にきいていた敬愛する刑事・右京(水谷豊)と遭遇。
“頼まれたらなんでもやってくれるんですよね?”と右京に詰め寄る。
訊けば相原は千束署の捜査本部を外された上、謹慎中の身だという。
尊(及川光博)はそんな熱すぎる相原の行動に辟易。
右京と尊、そして相原の3人で連続通り魔事件の捜査することになるのだが…。

ゲスト:萩原聖人

相棒Season10 第15話「アンテナ」
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第16話「宣誓」

2012年2月15日放送

右京(水谷豊)と尊(及川光博)は大河内監察官(神保悟志)から、所轄の元警察官・国原(石垣佑磨)が起こした傷害致死事件を調べて欲しいと依頼される。立ち飲み屋で相席となったフリーライター・島内(日向丈)と口論になり店を出た後もみ合いの喧嘩に発展。島内は国原に突き飛ばされ階段から転落して死亡したという事件だった。
同じ警察署の警察官だった国原をかつての同僚が取り調べるとなれば、捜査に手心が加えられる可能性がある。大河内は特命係に内々に調査を依頼。

右京たちが調べると島内が、5年前に起きた同じ所轄の女性警察官殺害事件を調べていたことが分かる。国原が後に警察をやめるきっかけになった事件だ。

国原が警察を辞めた原因はなんだったのか?
それが今回の事件とどうかかわりがあるのか?

右京と尊が調べ直していくと、ある疑問が強くなってくる。
ライターの島内は5年前の女性警察官殺人事件について何を掴んでいたのか?
警察官の正義を問われる展開に尊の決意が固まる!

※あの三池崇史監督も特別出演!

ゲスト:石垣佑磨

相棒Season10 第16話「宣誓」
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第17話「陣川、父親になる」

2012年2月29日放送

 あの陣川警部補(原田龍二)が、特命係の右京(水谷豊)と尊(及川光博)のもとへとやってきたかと思えば、なんと「父親になります」と言い出した。相手はすでに妊娠中で、今回も美人の由香利(松本莉緒)。美人にめっぽう弱い陣川はそんな彼女からある相談を受けていた。
 由香利は数ヶ月に亘ってテレビのドキュメンタリー番組の密着取材を受けており、その番組の担当ディレクター麻紀が自殺した。が、由香利には麻紀が自殺するとは思えないという。右京と尊は陣川とともに由香利を訪ねる。
 由香利によると生前、麻紀は「最高傑作になるから」と言っていたという。そんな彼女がオンエア前に自殺というのも確かに不自然だ。
 鑑識・米沢(六角精児)の調べでは、麻紀は映像編集中に毒物を混入したコーヒーを飲み自殺。仕事に悩み、自殺する数日前には退職願を上司に提出していたのだが…。
 些細なことが気になり、右京たちは独自の捜査を開始する!
 陣川の今回の片思いは成就するのか!?

ゲスト:原田龍二、松本莉緒

相棒Season10 第17話「陣川、父親になる」
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第18話「守るべきもの」

2012年3月7日放送

民間警備会社の土方(合田雅吏)が銃弾を受けて死亡した。
土方は、ある研究をしている学者・泊(今井朋彦)を警護している最中だった。
尊(及川光博)と警察学校で同期だった土方は、閣僚警護の経験もあったが「SPという仕事に恐怖を感じるようになり警察を辞めた」と言われていた。その土方が民間の警備会社に入り、再び警護の仕事についていたことに、尊は違和感を感じる。
米沢(六角精児)によると、銃撃は2発。防犯カメラの映像には土方が1発目の狙撃の後、逃げ出すように走り出す姿が残されており、2発目が命中した。一緒に居た泊も、土方が逃げ出したと証言しているという。
泊は事件前に「研究を中止せよ」という脅迫状を受け取っていたらしいが、命を狙われるほどの研究とは一体どんなものだったのか?
興味を抱いた右京(水谷豊)は尊とともに調べ始める。

土方は本当にSPの仕事が怖くなって辞めたのか?
なぜ土方は銃撃されたとき逃げ出したのか?
疑問が膨んでいく中、土方が命を落とすことになった背景に意外な事実が隠されていたことがわかる…

ゲスト:今井朋彦、合田雅吏、手塚とおる

相棒Season10 第18話「守るべきもの」
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第19話「罪と罰」

2012年3月21日放送

シーズン10もついにクライマックス!
神戸尊が特命係を卒業する最終回は絶対に見逃せない!

バイオテクノロジー研究所の主席研究員・嘉神郁子(真野響子)が、文科省に呼び出され、娘の茜(浅見れいな)を使いクローン人間を作っていることを認めた。
何者かが告発文を文科省に送り付けたらしいが、クローン人間が誕生するというのは本当なのだろうか?

娘の茜は、半年前に夫と5歳の息子を事故で亡くし、自殺未遂を起こすほどのショックを受けていた。
そんな失意のどん底にある茜に頼まれ、やむなくクローン人間の制作に着手してしまった郁子。
郁子の息子で茜の兄でもある隼斗(窪塚俊介)だけは茜が身ごもっているのがクローン人間だと知っていたが神への信仰心が強く、たとえ母親や妹であろうとも、クローン人間を作ることは「神への冒涜」だというのだ。

しかし、そんな隼斗に対して郁子は勝ち誇ったように言い放つ。
「ママは捕まらないと思う」と。
事実が公になれば、国際的な問題となってしまう。
そんなことになるぐらいなら、日本国家は事実を隠ぺいするはず…。
強気な母に驚きを隠せない隼斗だったが、事実、隼斗は片山雛子(木村佳乃)とあの長谷川宗男(國村隼)に首相官邸に呼び出されてしまう。
代議士の雛子は現在は総理補佐官を務めており、元警視庁副総監の長谷川は、警視庁人質籠城事件(「相棒-劇場版II-」より)を受けて警察庁長官官房付きという閑職の身分にいた。
「君は今後一切このことを口外しないこと」と言われクローン人間のことを口止めされてしまう。

やり切れない隼斗は公園にやってくると、突然大声で演説を始めてしまう。
「あと数カ月でこの日本に、クローン人間が誕生するんです!」
そんな奇行に誰もが耳を貸そうとしない中、偶然通りかかった右京(水谷豊)と尊(及川光博)は顔を見合わせ…。
事件に興味を抱いた右京と尊は、やがて真相へと近づくのだが、その解決方法をめぐって2人は…。

右京の相棒として3年間特命係に在籍した尊が特命係を卒業する大変革が起きる最終回、再登場ゲストも交えた壮絶なストーリーの結末は絶対に見逃せない!

ゲスト:真野響子、浅見れいな、窪塚俊介、木村佳乃、國村隼

相棒Season10 第19話最終回スペシャル「罪と罰」
https://www.tv-asahi.co.jp/aibou_10/story/0019/

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